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🏆 歴代横綱 · 全75代

歴代横綱一覧(初代〜第75代)|完全まとめ

初代・明石志賀之助から第75代・大の里まで。江戸時代の神事相撲から現代の国際スポーツへと続く横綱の系譜を、在位期間・優勝回数・出身地とともに一覧で紹介する。

⏱ 約10分で読める 📅 2026年3月更新 🏆 全75代横綱を収録

⚡ この記事のポイント

横綱とは

横綱(よこづな)は大相撲の最高位であり、歴代通算で番号が付与されます。2026年3月時点で、横綱の称号を授かった力士は全部で75名です。

他の番付と根本的に異なる点は「降格がない」ことです。大関以下の力士は成績が悪ければ番付が下がりますが、横綱は一度昇進すると引退するまでその地位を保ちます。これが「横綱は常に横綱らしい成績を維持する責任がある」という暗黙の規範を生み、成績が落ちると引退勧告に近いプレッシャーがかかる理由です。

75歴代横綱総数
2名現役横綱(2026年3月)
45回最多優勝(白鵬)
1993年外国出身初横綱(曙)

横綱昇進の条件

横綱昇進に明文化された数値基準はありません。慣例として「2場所連続優勝またはそれに準じる成績」が目安とされていますが、最終的には横綱審議委員会の答申と日本相撲協会理事会の議決によって決定されます。

審議では成績だけでなく「品格・力量・体格」も評価されます。これが横綱制度の難しさであり、同じ成績でも昇進できる力士とできない力士が生じる要因でもあります。

近年の横綱昇進時の成績例

力士昇進直前2場所
照ノ富士73代優勝・優勝(2021年7月)
鶴竜71代優勝・準優勝(2014年3月)
稀勢の里72代優勝・準優勝(2017年1月)
大の里75代優勝・優勝(2025年5月)

江戸・明治期の横綱(初代〜27代)

初代横綱・明石志賀之助は江戸時代初期の力士とされますが、史実としての記録は乏しく、現代の研究では「伝説的な人物」として位置づけられています。横綱免許制度が正式に整備されたのは江戸後期であり、吉田司家(吉田追風家)が免許状を授与する権限を持っていました。

四股名出身在位期間優勝
▼ 江戸時代(伝承・黎明期)
初代明石志賀之助不明江戸初期(伝承)
2代綾川五郎次富山1734〜1749
3代丸山権太左衛門越後1769〜1781
4代谷風梶之助宮城1789〜1795
5代小野川喜三郎滋賀1789〜1797
6代阿武松緑之助石川1823〜1836
7代稲妻雷五郎茨城1830〜1844
8代不知火諾右エ門熊本1840〜1850
9代秀ノ山雷五郎山形1844〜1858
10代雲龍久吉福岡1861〜1879
▼ 明治・大正期
11代不知火光右エ門熊本1878〜1890
12代陣幕久五郎島根1861〜1888
13代鬼面山谷五郎富山1878〜1884
14代境川浪右エ門東京1890〜1903
15代梅ケ谷藤太郎(初代)福岡1884〜1903
16代西ノ海嘉治郎(初代)鹿児島1903〜1918
17代小錦八十吉(6代)高知1903〜1910
18代大錦卯太郎大阪1903〜1922
19代宮島雲右エ門島根1903〜1918
20代大錦大五郎東京1915〜192210
21代宮錦太一郎高知1915〜1925
22代太刀山峰右エ門富山1903〜191610
23代宮城山福松岩手1918〜1931
24代西ノ海嘉治郎(3代)鹿児島1918〜1927
25代西ノ海嘉治郎(2代)鹿児島1903〜1918
26代大錦卯太郎(2代)高知1918〜1926
27代宮島山武蔵野太郎茨城1922〜1932

※江戸〜明治期の優勝回数は現行制度(本場所年6回)と異なるため「—」で表示。

昭和期の横綱(28代〜58代)

昭和時代は大鵬・柏戸の「柏鵬時代」、そして千代の富士(ウルフ)の黄金期が大相撲の人気を支えた時代です。1958年に現行の年6場所制が確立され、優勝回数が現代と比較できる形になりました。

四股名出身横綱在位優勝
28代栃木山守也栃木1918〜193110
29代宮錦太一郎高知1918〜1931
30代西ノ海嘉治郎(3代)鹿児島1922〜1931
31代常陸岩英太郎茨城1931〜1943
32代玉錦三右エ門高知1931〜193810
33代男女ノ川登三茨城1936〜19434
34代羽黒山政司新潟1942〜195310
35代双葉山定次大分1936〜194312
36代安藝ノ海節男広島1942〜19489
37代東富士欽壹東京1948〜19539
38代照國万蔵秋田1942〜195310
39代前田山英五郎愛媛1948〜19534
40代東冨士欽壹(2代)
41代千代の山雅信北海道1951〜195810
42代鏡里喜代治青森1953〜19589
43代吉葉山潤之輔北海道1953〜19587
44代栃錦清隆東京1958〜196010
45代若乃花幹士(初代)青森1958〜196210
46代朝汐太郎(4代)鹿児島1959〜19625
47代柏戸剛山形1961〜19695
48代大鵬幸喜北海道(樺太出身)1961〜197132
49代玉乃島正夫千葉1969〜19715
50代琴桜傑将鳥取1973〜19746
51代玉の海正洋愛知1970〜197110
52代北の富士勝昭北海道1969〜197410
53代輪島大士石川1973〜198114
54代貴ノ花利彰青森1973〜198110
55代北の湖敏満北海道1974〜198524
56代若乃花幹士(2代)青森1978〜19834
57代三重ノ海剛司三重1979〜19801
58代千代の富士貢北海道1981〜199131

平成〜令和の横綱(59代〜75代)

平成に入ると外国出身力士の台頭が始まり、第64代横綱・曙(ハワイ出身)が1993年に外国出身初の横綱となりました。以降モンゴルを中心とした海外出身横綱が相次ぎ、第69代・白鵬が45回という前人未到の優勝記録を樹立。令和の現在は第75代・大の里が日本出身横綱として期待を担っています。

四股名出身横綱在位優勝
59代隆の里俊英青森1983〜19867
60代双羽黒光司三重1986〜19880
61代北勝海信芳北海道1987〜19928
62代大乃国康北海道1987〜19912
63代旭富士正也青森1990〜19924
64代曙太郎ハワイ・米国1993〜200111
65代貴乃花光司東京1994〜200322
66代若乃花勝青森1998〜20005
67代武蔵丸光洋ハワイ・米国1999〜200312
68代朝青龍明徳モンゴル2003〜201025
69代白鵬翔モンゴル2007〜202145
70代日馬富士公平モンゴル2012〜20179
71代鶴竜力三郎モンゴル2014〜20216
72代稀勢の里寛茨城2017〜20192
73代照ノ富士春雄モンゴル2021〜20258
74代豊昇龍智勝モンゴル2024〜現役3+
75代大の里泰輝石川2025〜現役5+

横綱の記録・統計

優勝回数ランキング(歴代TOP10)

順位力士優勝回数
1白鵬69代45
2大鵬48代32
3千代の富士58代31
4北の湖55代24
5朝青龍68代25
6貴乃花65代22
7輪島53代14
864代11
9武蔵丸67代12
10北の富士52代10

出身国別 横綱数

出身横綱数主な横綱
日本約59名千代の富士・大鵬・貴乃花など
モンゴル8名朝青龍・白鵬・照ノ富士・豊昇龍など
ハワイ・米国3名曙・武蔵丸・コニシキ(大関)
その他少数

よくある質問

横綱は現在何人いますか?
2026年3月現在、第74代横綱・豊昇龍と第75代横綱・大の里の2名が現役横綱です。第73代横綱・照ノ富士は2025年1月に引退しました。
横綱に昇進する条件は何ですか?
明確な数値基準はありませんが、慣例として「2場所連続優勝またはそれに準じる成績」が目安です。横綱審議委員会の審議と日本相撲協会理事会の議決を経て決定されます。成績だけでなく品格・力量・体格も評価されます。
横綱は降格しないのですか?
はい、横綱は他の番付と異なり降格しません。一度横綱に昇進すると引退するまでその地位を保ちます。これが「成績が落ちたら引退すべき」という暗黙の規範につながっています。
最も多く優勝した横綱は誰ですか?
最多優勝は第69代横綱・白鵬の45回です。2位は第48代横綱・大鵬の32回、3位は第58代横綱・千代の富士の31回です。
外国出身の横綱は何人いますか?
2026年時点でモンゴル出身8名(朝青龍・白鵬・日馬富士・鶴竜・照ノ富士・豊昇龍など)、ハワイ・米国出身3名(曙・武蔵丸・小錦は大関止まり)が横綱に昇進しています。外国出身初の横綱は1993年の第64代・曙です。