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二子山部屋 · 世界Jr.王者 · 十両優勝

三田 大生 みた たいき · Mita Taiki

5歳で父の道場に立ち、17歳で世界ジュニア王者に。近大主将として全日本学生団体V。プロ4場所目で十両優勝を果たした逸材が、右膝前十字靱帯損傷という最大の試練に挑む。
西幕下41(休場) 最高位:東十両3 173cm / 125kg 24歳 通算 50-24-27

基本データ

24歳
年齢
173cm
身長
125kg
体重
50-24
通算成績
10場所
出場場所
東十両3
最高位
幕下(休場中)
西幕下41枚目
三田みた たいき
最高位:東十両3 · 十両優勝1回 · 世界Jr.王者
右膝前十字靱帯損傷で休場中

2025年11月場所2日目の輝戦で右膝前十字靱帯を損傷。土俵上で立ち上がれず、ストレッチャーで搬送された。二子山親方は「手術をしないといけない。相撲を取るならしっかり治さないと。若いし気力を取り戻して、何とかもう1回」とコメント。手術を経て現在リハビリ中。2026年5月場所(夏場所)からの復帰が最短の見込み。

三田大生という力士

栃木県大田原市。北関東の静かな城下町で、三田大生は5歳の時に相撲を始めた。父・三田尚紀が運営する「おおたわら修志館」が彼の原点だ。同じ道場で汗を流した幼なじみの一人が、のちに二子山部屋で再会することになる生田目竜也だった。

三田のキャリアは、常に「異例のスピード」という言葉で語られる。黒羽高校2年で世界ジュニア相撲選手権軽量級3位、3年で中量級優勝。近畿大学では主将として全日本学生相撲選手権団体優勝に導いた。そして2024年9月のプロデビューからわずか4場所で十両優勝。あまりにも早い出世に、髪が追いつかなかった。十両の土俵入りを「ざんばら髪」のまま務めた三田の姿は、その異例の昇進速度を象徴する光景としてファンの記憶に刻まれた。

173cm・125kgという体格は関取としては小柄だが、三田の武器はスピードだ。憧れの力士として名前を挙げる元関脇・若隆景について、三田は「スピードと、前に出る力と、前みつを取るときの手の動きとか、そういうのがもう全部すごい」と語り、YouTubeで取組動画を繰り返し研究している。

しかし2025年11月場所、東十両3枚目で自己最高位に立った三田を悲劇が襲う。2日目の輝戦で右膝前十字靱帯を損傷。大学時代の左膝に続き、今度は右膝。両膝の前十字靱帯を断裂するという過酷な運命を背負いながら、24歳の三田は復帰への道を歩んでいる。

アマチュア時代 — 世界を制した少年

黒羽高校時代

栃木県立黒羽高等学校に進学した三田は、すぐに全国レベルの実力を証明する。

高校2年(2018年):世界ジュニア相撲選手権 軽量級(80kg未満)3位

高校3年(2019年):世界ジュニア相撲選手権 中量級(100kg未満)優勝 / 全国高校総体ベスト8

世界ジュニア中量級での優勝は、地元・大田原市にとっても誇りとなった。三田はこの実績が認められ、2020年東京オリンピック聖火リレーの大田原市区間ランナーに選出されている。

近畿大学 — 主将として全国制覇

高校卒業後、三田は関西の名門・近畿大学(近大)に進学した。近大相撲部は日本屈指の実績を誇るプログラムで、数多くの力士を角界に送り出してきた。

三田は4年次に主将に就任。団体戦の先鋒として、全日本学生相撲選手権の団体優勝に貢献した。近大にとって13年ぶりの快挙だった。個人でも西日本学生相撲選手権個人優勝、国体ベスト8を達成している。

だが大学最後の大会、全日本アマチュア選手権で三田を悲劇が襲う。取組中に左膝前十字靱帯断裂・半月板損傷の重傷を負い、1月に手術。近大相撲部の合宿所でリハビリを続けながら、プロ入りの準備を進めた。

「二子山部屋しか頭になかった」 — 三田大生、入門会見にて(2024年3月)

2023年度の国体ベスト8により幕下60枚目格付出が承認され、2024年9月場所で初土俵を踏んだ。

経歴タイムライン

5歳
おおたわら修志館で相撲を始める
父・三田尚紀の指導のもと相撲人生をスタート。幼なじみの生田目竜也もここで稽古を積んだ。
2018年(高校2年)
世界ジュニア選手権 軽量級3位
80kg未満の軽量級に出場し3位入賞。16歳で国際舞台を経験。
2019年(高校3年)
世界ジュニア選手権 中量級優勝
100kg未満の中量級で優勝。全国高校総体ベスト8。東京五輪聖火ランナーに選出。
2020年〜2024年
近畿大学 — 主将・全日本学生団体V
4年次に主将就任。全日本学生選手権団体優勝(13年ぶり)、西日本学生個人優勝。最終年に左膝前十字靱帯断裂、1月に手術。
2024年9月
初土俵 — 幕下60枚目格付出(6勝1敗)
初日に黒星を喫するも、そこから6連勝。幕下格付出デビューとしては上々のスタート。
2024年11月
東幕下28枚目(5勝2敗)
2場所連続の勝ち越しで番付を駆け上がる。
2025年1月
東幕下17枚目(6勝1敗)
圧巻の6勝1敗。十両昇進が視野に入る。
2025年3月
西幕下4枚目(5勝2敗)→ 十両昇進
幕下4場所で十両昇進。初土俵から約7か月でのスピード関取誕生。
2025年5月
東十両14枚目(8勝5敗2休)
新十両で勝ち越し。関取の舞台で即座に結果を残す。
2025年7月
十両優勝(11勝4敗)
西十両11枚目から11勝4敗の好成績で十両優勝を達成。プロ4場所目での快挙。ざんばら髪での土俵入りが大きな話題に。
2025年9月
西十両4枚目(9勝6敗)
安定した勝ち越しで十両上位に定着。幕内昇進が見えてくる。
2025年11月
東十両3枚目(0勝3敗12休)— 右膝負傷
自己最高位に到達するも、2日目の輝戦で右膝前十字靱帯を損傷。ストレッチャーで搬送され休場。
2026年1月
東幕下筆頭(0勝0敗7休)
右膝手術後のリハビリ中。全休で番付が下降。
2026年3月(現在)
西幕下41枚目(全休)
引き続き休場。復帰は2026年5月場所(夏場所)が最短の見込み。

取り口分析 — スピードの押し相撲

三田は押し相撲を主戦法とする力士だ。173cmという関取としては小柄な体格ながら、爆発的な立ち合いのスピードと前に出る圧力で勝負する。手本とする元関脇・若隆景の取組をYouTubeで繰り返し研究し、その出足の鋭さを自分のものにしようとしている。

押し出し
約33%
叩き込み
約15%

押し出しが全勝利の約3分の1を占め、立ち合いから一気に前に出て相手を土俵外に押し出すのが最も得意なパターン。叩き込みは、前に出る圧力を相手が受け止めようとした瞬間に引き落とすカウンター技として機能している。

三田の強みは、近大で磨かれた足運びと土俵際の勘、そして世界大会で培われたプレッシャー下での冷静さだ。初撃を受け止められても慌てず、位置を取り直して再び攻める。一方、課題は大型の四つ相撲力士との対戦。体格差を活かされてまわしを取られると、組み合いでの勝負は厳しい。上位定着にはこの弱点の克服が鍵になる。

両膝の試練 — 2度のACL断裂

三田のキャリアには、残酷なパターンがある。飛躍の直後に、膝の大怪我が待ち受けている。

1度目は大学4年、全日本アマチュア選手権の取組中。左膝の前十字靱帯断裂と半月板損傷。1月に手術を受け、近大合宿所でリハビリ。そこからプロデビューし、7か月で十両に上がるという離れ業をやってのけた。

2度目は2025年11月場所、東十両3枚目。自己最高位に立った矢先の2日目、輝との一番で右膝前十字靱帯を損傷。土俵上で苦悶の表情を浮かべ、ストレッチャーで運ばれた。

「手術をしないといけない。相撲を取るならしっかり治さないと。若いし気力を取り戻して、何とかもう1回」 — 二子山親方(元大関雅山)

左膝、そして右膝。両膝の前十字靱帯を断裂した力士が完全復活を果たした例は多くない。しかし三田は一度、左膝のACL再建から復帰し、十両優勝まで到達している。24歳という若さは武器であり、アマチュア時代からの技術の蓄積と精神的な強さがある。二子山部屋の仲間たちと、幼なじみの生田目が待つ土俵に、三田は必ず戻ってくるだろう。

土俵の外 — 「イケメン力士」の素顔

三田は相撲の実力以外にも、その容姿で注目を集める力士だ。「イケメン力士」としてメディアに取り上げられることも多く、十両時代には幕内力士に匹敵する声援を受けていたと報じられている。

インタビューでの印象は誠実そのもの。「地元に恩返ししたい」「応援される力士になりたい」と語る姿に、爽やかさと真面目さがにじむ。趣味はサウナと漫画。土俵上の激しい押し相撲と、土俵外の穏やかな人柄とのギャップも、若いファン層を中心に人気の理由となっている。

二子山部屋の公式YouTubeチャンネルでも三田はよく登場しており、十両昇進祝賀会の様子や、稽古風景、ちゃんこ番としてキムチ炒め・ラーメン・石狩鍋を作る姿などが公開されている。

二子山部屋 YouTube — 三田大生

十両優勝 一夜明けインタビュー(2025年7月場所)
二子山部屋公式 YouTube
十両昇進決定後に密着!/お父様へ電話報告
二子山部屋公式 YouTube
新十両昇進祝賀会
二子山部屋公式 YouTube
三田関の個室 / キムチ炒め・ラーメン・石狩鍋
二子山部屋公式 YouTube

場所別成績

場所 番付 成績
2024年9月幕下60(格付出)6勝1敗
2024年11月東幕下285勝2敗
2025年1月東幕下176勝1敗
2025年3月西幕下45勝2敗 → 十両昇進
2025年5月東十両148勝5敗2休
2025年7月西十両1111勝4敗(優勝)
2025年9月西十両49勝6敗
2025年11月東十両30勝3敗12休(右膝負傷)
2026年1月東幕下筆頭全休(手術・リハビリ)
2026年3月西幕下41全休(リハビリ中)
🔮 五月場所 予想番付
📉
三月場所成績
西幕下41 → 全休
五月場所予想
三段目16枚目付近

左膝手術のリハビリ中で全休。三段目へ大幅降下。復帰時期は未定。

※ 独自アルゴリズム(勝越数×昇降係数)に基づく個人的な予想です。公式発表ではありません。

プロフィール詳細

項目内容
本名三田 大生(みた たいき)
生年月日2001年12月13日(24歳)
出身地栃木県大田原市
身長・体重173cm / 125kg
出身高校栃木県立黒羽高等学校
出身大学近畿大学(主将)
所属部屋二子山部屋(師匠:元大関雅山)
初土俵2024年9月場所(幕下60枚目格付出)
最高位東十両3枚目(2025年11月場所)
現在番付西幕下41枚目(2026年3月場所・休場中)
通算成績50勝24敗27休(10場所)
十両成績28勝18敗14休(4場所・優勝1回)
幕下成績22勝6敗13休(6場所)
得意技押し出し(約33%)/ 叩き込み(約15%)
世界Jr.中量級優勝(2019)/ 軽量級3位(2018)
大学実績全日本学生団体V / 西日本学生個人V / 国体ベスト8
目標の力士元関脇・若隆景
趣味サウナ、漫画

三田大生の取組を観るには

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よくある質問

三田大生とはどんな力士?
三田大生(みた たいき)は2001年12月13日生まれ、栃木県大田原市出身の二子山部屋所属力士。黒羽高校時代に世界ジュニア相撲選手権中量級優勝、近畿大学では主将として全日本学生相撲選手権団体優勝。2024年9月場所で幕下60枚目格付出でデビューし、わずか4場所目の2025年7月場所で十両優勝(11勝4敗)を達成。最高位は東十両3枚目。現在は右膝前十字靱帯損傷から復帰を目指している。
三田の得意技は?
押し相撲を得意とし、押し出しが約33%、叩き込みが約15%を占める。元関脇・若隆景を手本にしたスピードと前に出る圧力が持ち味。173cmと関取としては小柄だが、爆発的な立ち合いと近大で磨かれた技術力で勝負する。
いつ復帰できる?
2025年11月場所で右膝前十字靱帯を損傷し手術を受けた。診断は「約3か月の休業」。最短で2026年5月場所(夏場所)での復帰が見込まれるが、大学時代に左膝でも同様の怪我をしており、両膝のACL損傷という状況を考えると慎重な判断が求められる。
三田と生田目の関係は?
三田と生田目竜也は小学校時代からの幼なじみ。栃木県大田原市の「おおたわら修志館」で共に相撲を始め、生田目が先に二子山部屋に入門。三田も入門会見で「二子山部屋しか頭になかった」と語っており、幼なじみの存在が部屋選びに影響したとみられる。
なぜ「ざんばら髪」で土俵入りした?
通常、十両以上の力士は大銀杏(おおいちょう)を結って土俵入りする。しかし三田は入門からわずか7か月で十両に昇進したため、髪が伸びるのが間に合わなかった。結えない長さの「ざんばら髪」のまま土俵入りを行い、その異例の昇進スピードを象徴する場面としてファンの間で話題となった。

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データの出典と正確性:成績・番付・経歴データは日本相撲協会公式サイト、Sumo Reference(sumodb.sumogames.de)、下野新聞、日刊スポーツ、時事通信、Kindai Picks、BAILA等の公開情報をもとに作成しています。決まり手の割合は利用可能な取組記録から概算したものです。2026年3月時点の情報であり、最新の情報とは異なる場合があります。当サイトは非公式のファンサイトであり、二子山部屋・日本相撲協会とは一切関係ありません。
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