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🏟 二子山部屋 · 三段目

出沼大樹 でぬま たいき · Denuma Daiki

現在の番付: 西三段目48枚目 · 最高位 東幕下32枚目(2024年11月)· 169.6kgの重量級突き押し力士
25歳
年齢
178cm
身長
169.6kg
体重
148勝
通算白星
初土俵: 2019年3月 出身: 神奈川県川崎市 血液型: A型 通算: 42場所
三段目
西三段目48枚目 · 2026年3月場所
出沼 でぬま たいき
最高位: 東幕下32枚目(2024年11月)

📋 記事のポイント

プロフィール — 川崎出身の突き押し力士

出沼大樹(でぬま たいき)は、神奈川県川崎市川崎区出身の大相撲力士。二子山部屋(師匠: 二子山親方=元大関雅山)所属。2001年2月7日生まれの25歳。四股名は本名の「出沼」をそのまま使用している。

178cm・169.6kgという恵まれた体格から繰り出す突き押しが最大の武器。二子山親方が「破壊力のある突き押し相撲」と評する通り、前に出る圧力は同階級でも屈指のものがある。決まり手は押し出し(37%)、突き落とし(16%)、送り出し(11%)と、前に出る力を活かした取り口が特徴だ。

2019年3月場所で初土俵を踏み、着実に番付を上げて最高位東幕下32枚目(2024年11月場所)に到達。しかし幕下の壁は厚く、現在は三段目での再起を図っている。通算成績は148勝134敗4休(42場所)。三段目では99勝78敗4休と安定した成績を残しており、再び幕下への昇進を狙える力は十分にある。

土俵を離れれば、部屋のちゃんこ番を務める料理上手。その唐揚げはテレビでも取り上げられるほどの腕前で、「唐揚げの沼」として一時バズった。入門の動機の一つが「スイーツ食べ放題」という、食に対する飽くなき探究心の持ち主でもある。

高校時代 — 向の岡工業の躍進

約40年ぶりの快挙

出沼は神奈川県立向の岡工業高等学校(川崎市多摩区)の相撲部で腕を磨いた。監督は清田英彦氏。決して相撲の名門校ではなかった同校だが、出沼の在学中にチームは大きく飛躍する。

2017年、第101回全国高校相撲金沢大会で団体3位に入賞。これは同校にとって約40年ぶりの全国大会入賞という快挙だった。翌2018年にはインターハイ(全国高等学校総合体育大会)の団体戦でも3位に輝き、向の岡工業の名を全国に知らしめた。

ボディビルトレーニングの導入

この躍進の裏には、ユニークなトレーニング方法があった。チームはボディビルトレーニングを相撲の稽古に導入。その結果、選手たちの体重は1年間で平均20kgも増加したという。単なる増量ではなく、筋力と体重を同時に増やすことで、当たりの強さと押し込む力を飛躍的に向上させた。出沼の169.6kgという現在の体重も、この時期に築かれた土台の上にある。

なお、同校から二子山部屋への入門は田井中竜昇に次いで2人目。向の岡工業と二子山部屋のパイプが確立されつつあることを示している。

二子山部屋への入門 —「一番ほしい選手」

出沼の入門は、二子山親方(元大関雅山)自らのスカウトによるものだった。親方は高校の稽古を見学し、その才能を一目で見抜いた。

「稽古を見学したとき、誰よりも目につくいい相撲内容で、今年度の全国の高校3年生では一番ほしい選手だった」
— 二子山親方(元大関雅山)

全国の高校生の中で「一番ほしい」と言わしめた評価は、出沼の素質の高さを物語っている。親方は入門後の指導方針についても明確なビジョンを示した。

「持ち味でもある、破壊力のある突き押し相撲が常に取れるよう指導していきたい」
— 二子山親方

出沼本人も、期待に応えようとする決意を口にしている。

「どこまで成長できるか、どこまでいけるか、親方の教えをしっかりと守って挑戦したい」
— 出沼大樹(入門時)

こうして2019年3月場所、出沼は前相撲で2勝1敗の成績を収め、力士としてのキャリアをスタートさせた。

力士経歴

2019年3月
初土俵 — 前相撲 2勝1敗
向の岡工業高校から二子山部屋に入門。前相撲で2勝1敗の成績を残し、番付外からのスタートを切る。
2019年~2020年
序ノ口・序二段を駆け上がる
169.6kgの体重を活かした突き押しで下位を順調に通過。持ち前の馬力で勝ち越しを重ねる。
2020年~2023年
三段目での長期戦
三段目に定着。通算26場所で99勝78敗4休と勝ち越しペースを維持するも、幕下定着にはあと一歩足りない時期が続く。
2023年11月
自己最高成績 — 6勝1敗
西三段目13枚目で6勝1敗の好成績。このキャリアベストの場所をきっかけに幕下昇進への道が開ける。
2024年11月
最高位到達 — 東幕下32枚目
ついに最高位の東幕下32枚目に到達。しかし幕下の壁は厚く、苦戦が続くことになる。
2024年~2025年
幕下の壁 — 28勝42敗
幕下では10場所で28勝42敗と大きく負け越し。技術面での課題が浮き彫りに。三段目への陥落を繰り返す。
2026年3月(現在)
西三段目48枚目 — 4勝3敗で勝ち越し
三段目に戻った今場所、4勝3敗で勝ち越し。再び幕下を目指す足がかりを築いた。

取り口分析 — 破壊力の突き押し

決まり手データ

出沼の相撲は「突き押し」に集約される。169.6kgの巨体が全速力でぶつかっていく圧力は、三段目・幕下クラスでは規格外の破壊力を持つ。

押し出し 37%
突き落とし 16%
送り出し 11%
その他 36%
押し出し 37% 突き落とし 16% 送り出し 11% その他 36%

強みと課題

強み: 立ち合いの圧力は抜群。169.6kgが低い重心からぶつかっていくと、相手は土俵際まで一気に持っていかれる。押し出し37%という数字が示す通り、前に出る力は出沼最大の武器だ。突き落とし(16%)もタイミングよく繰り出せるあたり、単なる力任せではなく、相手の体勢を見る目も持っている。

課題: 四つ相撲への対応力。組み止められた際の対処が課題で、幕下の力士は三段目より格段にうまく四つに持ち込んでくる。また、重い体重を支える下半身の負担も大きく、連戦での体力マネジメントが求められる。

幕下の壁 — なぜ苦戦するのか

出沼の成績を地位別に見ると、興味深いコントラストが浮かび上がる。

99勝78敗4休
三段目(26場所)勝率 .559
28勝42敗
幕下(10場所)勝率 .400

三段目では勝率5割5分を超える安定した成績を残す一方、幕下では勝率4割と大きく落ち込む。この「幕下の壁」は出沼だけの問題ではなく、多くの力士が直面する構造的な課題だ。

なぜ幕下で苦戦するのか。幕下の力士は三段目の力士に比べて、技術・経験・戦術の引き出しが格段に多い。出沼の武器である突き押しは、三段目ではそのまま勝ちパターンに持ち込めることが多い。しかし幕下では、立ち合いの圧力をいなされたり、組み止められたりするケースが増える。突き押し一本で押し切れない場面での対応力が問われるのだ。

ただし、最高位の東幕下32枚目に到達した実力は本物。三段目で勝ち越しを重ねて再び幕下に上がり、今度は幕下で通用する取り口のバリエーションを身につけられるかが、出沼の今後を左右する。25歳という年齢は、まだ十分に成長の余地がある。

土俵の外 — 唐揚げの沼とスイーツ

「唐揚げの沼」— テレビでバズった絶品唐揚げ

出沼は二子山部屋でちゃんこ番を務めている。力士にとってちゃんこ番は料理の腕を磨く大事な役割だが、出沼の場合はその才能が飛び抜けていた。

特に評判なのが唐揚げ。「唐揚げの沼」としてフジテレビ「噂のお客さま」で取り上げられ、一時SNSでバズった。169.6kgの体躯を支えるだけあって、食への情熱は人一倍。料理の腕前もまた、その情熱の賜物だろう。

入門の動機は「スイーツ食べ放題」

出沼が角界入りを決めた動機の一つが、なんと「スイーツ食べ放題」だったという。相撲部屋では食事が用意されるため、大食漢の出沼にとっては魅力的な環境だったようだ。もちろん冗談交じりのエピソードだが、食を楽しむ力士は土俵でも元気が出る。出沼の明るいキャラクターを象徴するエピソードだ。

現在と展望 — 2026年3月場所

2026年3月場所、出沼は西三段目48枚目の位置で土俵に上がっている。4勝3敗で勝ち越した。

前場所までの不振から一転、持ち前の突き押しが戻ってきた印象だ。三段目で安定した成績を残し、再び幕下昇進を目指すステップとしては上々の内容と言える。

今後の展望: 出沼は25歳。力士としてはまだまだ伸びしろのある年齢だ。三段目での勝ち越しを重ねて幕下に復帰し、今度こそ幕下に定着できるかが勝負になる。突き押しの威力は幕下でも通用するレベルにある。課題は組まれた時の対応力と、15日間を戦い抜く体力・コンディション管理だ。

二子山親方の指導のもと、「破壊力のある突き押し相撲を常に取れる」力士に成長できれば、関取への道も夢ではない。出沼の挑戦はまだ続く。

主要成績一覧

場所 番付 成績 備考
2019年3月前相撲2-1初土俵
(序ノ口・序二段省略)
2023年11月西三段目136-1自己最高成績
2024年11月東幕下32最高位到達
幕下通算: 28勝42敗(10場所)
三段目通算: 99勝78敗4休(26場所)
2026年3月西三段目484-3勝ち越し
通算: 148勝134敗4休(42場所)

2026年3月場所の最終成績。通算成績は相撲レファレンス・SumoDB等を参照。

🔮 五月場所 予想番付
📈
三月場所成績
西三段目48 → 4勝3敗
五月場所予想
西三段目40枚目付近

4-3で勝ち越し。三段目中位で着実に前進。再び幕下を目指す。

※ 独自アルゴリズム(勝越数×昇降係数)に基づく個人的な予想です。公式発表ではありません。

💬 出沼の素顔 — YouTube動画から

二子山部屋 sumo food YouTubeの字幕から抽出。

「場所休みのほうが好きなもん食ってる」
「2場所 連続で勝ち越した時に」
「初勝ち越しした次の場所で」
「1番も勝てずに負け越した」

よくある質問(FAQ)

出沼大樹とはどんな力士?
出沼大樹(でぬま たいき)は二子山部屋所属の力士。2001年2月7日生まれ、神奈川県川崎市川崎区出身。178cm・169.6kg。向の岡工業高校から2019年3月場所で初土俵。得意技は突き押しで、最高位は東幕下32枚目(2024年11月場所)。通算成績は148勝134敗4休(42場所)。
出沼の最高位は?
出沼の最高位は東幕下32枚目(2024年11月場所)です。幕下では10場所を経験し28勝42敗と苦戦していますが、三段目では99勝78敗4休と安定した成績を残しています。25歳とまだ若く、再び幕下に上がるチャンスは十分にあります。
出沼の得意技・決まり手は?
出沼の得意技は突き押しです。決まり手の内訳は押し出し37%、突き落とし16%、送り出し11%と、前に出る力を活かした取り口が特徴です。二子山親方も「破壊力のある突き押し相撲」と評価しています。169.6kgの体重から繰り出す圧力は、三段目クラスでは屈指のものがあります。
「唐揚げの沼」って何?
「唐揚げの沼」は、出沼が二子山部屋のちゃんこ番として作る唐揚げが絶品と話題になったエピソードです。フジテレビ「噂のお客さま」で取り上げられてSNSでバズりました。また、入門の動機の一つが「スイーツ食べ放題」というグルメ力士としても知られています。
出沼の高校時代の実績は?
出沼は神奈川県立向の岡工業高等学校(監督: 清田英彦氏)の出身です。2017年の第101回全国高校相撲金沢大会で団体3位(同校約40年ぶり)、2018年のインターハイ団体戦で3位という実績を残しました。チームはボディビルトレーニングを導入し、選手の体重が1年で平均20kg増加するなどユニークな強化策でも注目されました。

基本情報

四股名出沼(でぬま)
本名出沼 大樹(でぬま たいき)
生年月日2001年2月7日(25歳)
出身神奈川県川崎市川崎区
身長・体重178.0cm / 169.6kg
血液型A型
出身校神奈川県立向の岡工業高等学校
所属二子山部屋(師匠: 二子山親方=元大関雅山)
初土俵2019年3月場所
最高位東幕下32枚目(2024年11月場所)
現在の番付西三段目48枚目(2026年3月場所)
通算成績148勝134敗4休(42場所)
得意技突き押し

二子山部屋の力士たち

データ出典・免責事項: 本記事のデータは日本相撲協会公式サイト、相撲レファレンス(SumoDB)、タウンニュース等の公開情報をもとに作成しています。成績・番付データは2026年3月場所14日目時点のものです。本サイトは非公式のファンサイトであり、二子山部屋および日本相撲協会とは一切関係ありません。