プロフィール — 大阪出身の右四つ力士
延原闘真(のべはら とうま)は、大阪府大阪市城東区出身の大相撲力士。二子山部屋(師匠: 二子山親方=元大関雅山)所属。2002年6月9日生まれの23歳。四股名は本名の「延原」をそのまま使用している。
179cm・152kgという堂々たる体格を持ち、日本相撲協会の公式プロフィールでは得意技を「右四つ・寄り、押し」と記載。右差しから寄り切りを狙う本格的な四つ相撲と、前に出る圧力を活かした押し相撲の両方を使いこなす。決まり手は押し出し(19%)、引き落とし(19%)、寄り切り(14%)と均等にバランスが取れており、状況に応じて取り口を変えられる器用さが特徴だ。
大阪市内で育ち、中学卒業後に相撲の名門・鳥取城北高等学校に進学。在学中は後に「令和の怪物」と呼ばれる落合哲也(現・伯乃富士/伯桜鵬)の1年先輩として切磋琢磨した。2021年5月場所で二子山部屋から初土俵を踏み、前相撲を3戦全勝で通過。序ノ口、序二段を順調に駆け上がり、入門1年で幕下に到達するスピード出世を見せた。
キャリアの大きな転機は2026年1月場所。東幕下54枚目という低い位置から7戦全勝を達成し、優勝決定戦では元幕内の炎鵬を浴びせ倒しで破って幕下優勝。この快挙で一気に注目度が上がったが、3月場所では東幕下6枚目(最高位)から3勝4敗と負け越し、十両昇進はお預けとなった。23歳と若く、再挑戦の余地は十分にある。
高校時代 — 鳥取城北と伯桜鵬
全国屈指の相撲名門校
鳥取城北高等学校は、鳥取市にある全国屈指の相撲強豪校。数多くのプロ力士を輩出しており、二子山部屋の看板力士・狼雅(朗賀)も同校の出身だ。延原は大阪から鳥取に渡り、厳しい稽古環境に身を投じた。
落合哲也(伯桜鵬)との関係
延原が在学中に特に注目されるのが、落合哲也(現・伯乃富士/伯桜鵬、伊勢ヶ濱部屋)との関係だ。延原は落合の1学年上で、2人は練習パートナーかつライバルとして日々しのぎを削った。
その実力を示すのが「わかとり夢の特別大会」の結果だ。この大会で延原は重量級で優勝し、落合は無差別級で優勝。2人の力量がいかに拮抗していたかを物語るエピソードだ。
中学時代のテレビ出演
延原の名前が初めてメディアに登場したのは、実は高校ではなく中学時代だった。中学3年生の時にTBSの番組「ピラミッド・ダービー」に出演し、元関脇・貴闘力を相手に勝利したとされている。バラエティ番組の企画とはいえ、元関脇を倒すのは並大抵のことではなく、延原の早熟な才能を示すエピソードだ。
2026年1月場所 — 幕下全勝優勝の衝撃
2026年1月場所(初場所)に臨む延原の番付は東幕下54枚目。直前の2場所は連続で3勝4敗と負け越しており、番付は下降傾向にあった。誰もが予想しなかった快進撃が、ここから始まる。
初日から勝ち星を重ね、7戦全勝。幕下の優勝決定戦に進出した。
対戦相手は炎鵬友哉(宮城野部屋)。元幕内の実力者で、小兵ながら俊敏な動きと卓越した技術で人気を博した力士だ。炎鵬も7戦全勝で優勝決定戦に臨んでおり、勝てば十両復帰が見えるという大一番だった。
決定戦では、炎鵬がフワッとした立ち合いから懐に飛び込もうとするも、延原は冷静に対応。右上手を取って体格差を活かし、最後は浴びせ倒しで炎鵬を土俵上に押し潰した。152kgの体重を活かした力強い相撲で、初の各段優勝を飾った。
花道奥では師匠の二子山親方と握手で喜びを分かち合った。延原にとっても、部屋にとっても、記念すべき瞬間だった。
力士経歴
取り口分析 — バランス型の器用な相撲
決まり手データ
延原の相撲は、一つの型に偏らないバランスの良さが特徴だ。押し出しと引き落としが同率19%というのは珍しく、攻めと受けの両方を使いこなせることを意味する。
3つの武器
押し出し(19%): 152kgの体重を活かした前に出る圧力。立ち合いから一気に押し込めるパワーがある。
引き落とし(19%): 相手が前のめりになった瞬間を見逃さない勘の良さ。攻め急いだ相手を引き技で仕留められるのは、相撲勘の賜物。
寄り切り(14%): 右四つに組んでからの寄り。腰の重さと粘り腰で相手を土俵際まで運ぶ。優勝決定戦での浴びせ倒しも、この四つ身の強さがベースにある。
この3つの技がほぼ均等に分布しているのが延原の最大の特徴だ。押し一辺倒の力士は引き技に弱く、四つ一辺倒の力士は突きに弱い。延原は状況に応じて取り口を変えられるため、対戦相手にとっては的を絞りにくい存在だ。
データで見る — 三段目と幕下の成績差
延原の通算成績を地位別に分析すると、明確なコントラストが浮かび上がる。
三段目では勝率6割5分と圧倒的だが、幕下では5割とほぼ互角。ただし、出沼のような「三段目では勝てるが幕下では負け越す」パターンとは異なり、延原は幕下でも勝率5割をキープしており、力は幕下レベルにあると言える。課題は上位幕下(15枚目以内)での安定感だ。
しかし、1月場所の全勝優勝が示すように、延原には「全てがかみ合った時」に爆発的な力を発揮するポテンシャルがある。23歳という年齢を考えれば、あと数場所の経験を積めば上位幕下に定着し、十両の門を叩ける可能性は十分だ。
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| 場所 | 番付 | 成績 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2021年5月 | 前相撲 | 3-0 | 初土俵 |
| 2021年7月 | 序ノ口20e | 5-2 | |
| 2021年9月 | 序二段64w | 6-1 | |
| 2021年11月 | 三段目95e | 4-3 | |
| 2022年1月 | 三段目75w | 5-2 | |
| 2022年3月 | 三段目40w | 6-1 | |
| 2022年5月 | 幕下54e | 6-1 | 初の幕下 |
| 2022年7月 | 幕下24e | 3-4 | |
| 2022年9月 | 幕下36w | 0-2-5 | 怪我で途中休場 |
| 2022年11月 | 三段目13w | 6-1 | |
| 2023年1月 | 幕下37w | 3-4 | |
| 2023年3月 | 幕下46e | 3-4 | |
| 2023年5月 | 三段目2w | 4-3 | |
| 2023年7月 | 幕下52e | 3-4 | |
| 2023年9月 | 三段目6e | 3-4 | |
| 2023年11月 | 三段目11w | 5-2 | |
| 2024年1月 | 幕下50e | 2-5 | |
| 2024年3月 | 三段目8e | 4-3 | |
| 2024年5月 | 幕下57e | 3-4 | |
| 2024年7月 | 三段目9w | 3-4 | |
| 2024年9月 | 三段目23w | 4-3 | |
| 2024年11月 | 三段目10e | 6-1 | |
| 2025年1月 | 幕下34e | 5-2 | |
| 2025年3月 | 幕下18e | 4-3 | |
| 2025年5月 | 幕下13e | 3-4 | 当時の最高位 |
| 2025年7月 | 幕下19e | 2-3-2 | 途中休場 |
| 2025年9月 | 幕下37e | 3-4 | |
| 2025年11月 | 幕下46e | 3-4 | |
| 2026年1月 | 幕下54e | 7-0 | 幕下全勝優勝 |
| 2026年3月 | 幕下6e | 3-4 | 最高位 |
出典: 日本相撲協会、SumoDB。通算成績: 114勝82敗7休(30場所)。
惜しくも十両昇進ならず。3-4で幕下中位に後退。23歳と若く再挑戦に期待。
※ 独自アルゴリズム(勝越数×昇降係数)に基づく個人的な予想です。公式発表ではありません。
基本情報
| 四股名 | 延原(のべはら) |
| 本名 | 延原 闘真(のべはら とうま) |
| 生年月日 | 2002年6月9日(23歳) |
| 出身 | 大阪府大阪市城東区 |
| 身長・体重 | 179cm / 152kg |
| 出身校 | 鳥取城北高等学校 |
| 所属 | 二子山部屋(師匠: 二子山親方=元大関雅山) |
| 初土俵 | 2021年5月場所 |
| 最高位 | 東幕下6枚目(2026年3月場所) |
| 通算成績 | 114勝82敗7休(30場所) |
| 優勝 | 幕下優勝1回(2026年1月場所、7勝0敗) |
| 得意技 | 右四つ・寄り、押し |
| 主な決まり手 | 押し出し19% / 引き落とし19% / 寄り切り14% |